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 今回の旅はイギリスロンドンを経由して、フランスブルターニュへと向かいます。 今回の旅は、フランス南西部ミディピレネー地方をゆっくりとまったりと車で廻る旅。フランスの田舎街の魅力をたっぷりとご覧ください。
 旅は航空産業の街トゥールーズから始まり、ラスコーの壁画や原人の住んでいた洞窟、そして風光明媚なラ・ロックガジャック、フォアグラで有名なサルラ・ラ・カネダ、絶壁の聖地ロママドゥール、そして秘境の聖地コンクを訪ねて行きます。


 目的地のサインが出てきました。「SARLAT」、サルラ・ラ・カネダ(Sarlat-la-Canéda)だ。ドルドーニュ県に位置しています。

 サルラの近辺までたどり着いたので、ひとまず街に行く前に、ふらっと昼食です。なんだか雰囲気がよさそうなレストランが街道沿いにあったため、ふらっと立ち寄ってみます。これがフリーの旅の醍醐味です。食べたいところで食べ、見たいところで見る、ゆっくりしたいところでゆっくりまったりする。レストランに入って着席すると、遠くに、高い崖の上にそびえる城のようなものが見えます。なんだろうか。

 ふむふむ、ふむふむ、ほうほう、、なーんて。フランス語はまったくわかりません。ルーレット方式。何が出てくるか分からない、それが逆に醍醐味だったり楽しみだったりします。なにせフランスのレストランはほぼはずれはない。それだけどこで食べてもそれなりに美味な者が出てくるのがすごい。さて今回もルーレットブランチだ。

 昼食を待っている間、街道沿いを走りながら撮影した写真を見てみる。かなり霧雨が降っていてさむざむしい感じだが、心はうきうき。フランス好きの私からすると、その場の空気を吸っているだけでも元気になれる。さて写真は断崖絶壁に張り付くように家が立ち並ぶ場所、、そして近くにはドルドーニュ川が流れている有名な場所である。

 ふと道ばたに車を停め、横を見てみると、枯れたトウモロコシ畑の農道が見える。手前には木々が生い茂り、そこから見える風景はなんだか優しい風景だ。どこか懐かしくもあり、どこか昔の香りがする光景だ。

 料理が出てくるまでの間、地図を広げ、あの城が何なのかを調べる。きっと行こうとしている目的地の1つの城だろう。それにしても風景の中におとぎ話にでもでてきそうな雰囲気の城が自然にとけ込んでいる様子をみるとつい嬉しくなってしまう。小さい頃に読んだおとぎ話や物語の記憶の中から飛び出て来たような不思議な光景だ。」

 この写真などまさしく物語の中の1枚ではないだろうか。森を抜けると遠くにお城が見える。長旅を終えて怖い森を抜けようやく遠方に見える城を見た時、人々は安堵を覚えた事だろう。トウモロコシ畑の向こうに霧雨でかすむ城。中世の息づかいがまだほんの近くにあるのを感じる事ができるのだ。

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