今回のテーマは、「Give and Receive」です。

よく、ギブ&テイク という言葉はみなさんご存知ですね。
日本語直訳すれば、「与えて そして 取る」です。
でもあまりよい言葉としては使われていませんね。。
なんだか、見返りを積極的に求めているのがバレバレで、
結局何かを見返りに絶対にあげないといけないんでしょ~ 
というイメージです。

この言葉の、本来あるべき姿は、
「与えて そして 取る」ではなく、、
「与えて そして 受け取る」だと思うのです。
つまり、「Give and Receive」です。

言葉の意味する順番も意味があると思っています。
「最初に必ず、Give 与える があるのです。 次にReceive がある。」

何をするにも、最初に与えなければ何も始まらないということなんです。
人に優しくする、人に温かい言葉をかける、人に気持ちを込めてプレゼントをする、
奉仕をする、募金をする、人に愛情をかける、人を気遣う、自然(環境)に配慮する、
人の心を理解しようと努める、人が感動する何かを与える(音楽や芸術、作品を通してなど)。

それがあって始めて、次に自分が受け取る番になります。

そして、その与えたものに対して、ただただ無欲な心持ちで
受け取る姿勢でいること。
これが重要だと考えています。つまり「Receive」です。

「take」ではないのです。受け取るという広い意味ではあっているのですが、
takeには、与えたんだから、見返りはあるんでしょうね! という私利私欲の気持ちが
込められています。与えたんだから、取り立てに行くよ。。。。的な。。。。
これでは人は本当に与えられた事に対して、素直に喜べないのです。
素直に喜べない=やったこと、与えたことは無駄になりがちです。

自然な心持ちで、「まっいつか、様々な形でのプレゼント(物という形だけ
ではなく、人とのつながりや、運、チャンス、偶然という形に変わって)
がやってくるさ。」
と、いつしか受け取るさ、的な姿勢でいるだけでいいのです。

じゃあ、さっき無欲な心もちで、と言ったじゃないか、それだったら受け取っては
いけないじゃないの、、という人が出てくるでしょう。実はそれだとダメなんです。

実は、与えることと受け取ること には
バランスをとることが絶対に必要 なのです。

与えすぎる例を1つ、、、
奉仕の星の下に生まれた方によくあります。とにかく人に奉仕、尽くす事に非常の
喜びを感じる方、でも自分の人生、時間まで究極的に削って度を過ぎて奉仕して
しまった場合、体力的にも、精神的にも疲労困憊、これでは本来の自分の人生
を見失ってしまうかもしれません。これがバランスを崩した状態。
ある程度のところで人に尽くした分、自分に対しても尽くして、ケアしていたわって
あげる必要がでてきます。これがバランスをとるという事になります。

受け取りすぎる例を1つ、、、
とにかく物に対して強い執着を持っている方によくあります。もらえるものはなんでも
ほしいほしい、必要ではないものまで、ほしいほしい、もしかしたらもっと他にその物を
必要としているかもしれないのに、それまで奪うように取ってくる人。
また、人を利用するだけ利用して、自分はもらったものに対して恩返もしようと
しない人、感謝すらしようとしない人、もらうのが当り前と感じてしまっている人。
これでは、「人の心が離れていきます。」 これがバランスを崩してしまっている状態です。
あなたの周りにもきっと思い当たる人がいることでしょう。

では「与えたこと」に対して、どういう姿勢で「受け取る」ようにすればよいのでしょうか。

実は、自分が与えた人から、直接何かを受け取る ことは少ないようです。
もちろん、その人から戻ってくる場合もあるでしょう。
たいはんは別の形で、別の人から、別のものとして、
時間差を置いてやってくるようです。
ここがポイントです、時間差で受け取るので、それも別の形で、、
なので、いちいち与えた事に、あれこれ受け取っれるのかな、、と考える事はあまり
意味がなく、時間の無駄のようです。

よく成功した人であるでしょう、ある人によくしてあげた事が、その人が別の人に
話をして、またその人が別の人に話をして、結果、まわりまわって、しばらくたったころに
これこれに出てみないか、、みたいな出演のオファーにつながったんです。という感じです。

なので、
「与えたことに対して、無欲に自然な心持ちで受け取る姿勢でいること」
が重要なのです。

もし、何も与えずに、「無欲な心持ちで待っていても」
それでは何も起こりませんよー くれぐれもご注意を。

さて、では「与える」ということはどういうことでしょうか。
人に対して優しくする、温かい言葉をかける、相談にのる、人に対して気遣う、思いやる
また、奉仕する、慈善活動する、人に対して心を込めてプレゼントする 
自分の持っている力や技術、知識を他の人に与える、人を育てる、子供を育てる
人に愛情をかける、自分の力、自分が生み出した物、芸術品、作品を通して人に感動を与える、
いくらでも与える事はできます。イチローなんかは、私達に物ではなく、感動と勇気
頑張る力を与えてくれましたね。

「Give and Receive 」

与えた分だけ、何らかの別の形で受け取ります。
そしてそのバランスをつねに取る事が重要です。

明日は新月、自分の叶えたい事をお願いするとともに、
みんなが幸せである事も願ってみてはいかがでしょうか。