Gallery Page No

No.1

この写真ページはブルターニュ地方、Mid-Preyneeseのフォトを紹介していきます。偶然であった人々と のふれあいやコミュニケーションを通して、旅の醍醐味を味わって行きただ来ます。

 差し込む光が、無機質なコンクリートの壁を、穏やかな顔に塗り替えている。こんな光景すらフォトジェニックにしてしまう柔らかな陰影の力。古びた建物だが白い空間がより一層、人の息づかいを感じさせる。

溢れんばかりの光に包まれて、シャッターをきった。こんな日常にも、こんな瞬間があるなんて。気づかず通り過ぎてしまいそうな瞬間。ふと足をとめて気づく感性を磨いていきたい。

 白い空間が大好きだ。なぜだか落ち着く。新しいふるいは関係はないみたいだ。古いものにも十二分な良さがあり、温かい。このいすに座ってユックリと読書でもしたいものだ。

 街は深い霧に包まれていた。ヘッドライトで乱反射した光が普通の街を幻想的な空間への変えていく。静かに走り去る車のテールランプの赤色が霧の中ににじんでいる姿は、まるでロンドンの町並みのようだ。深い霧は深夜すぎまで晴れる事なく、明け方まで続いていました。

 花は時として、神秘的な佇まいを見せてくれる。普段私たちがよく目にする花、それがこんなにも変貌し、芸術の域にまで達する事ができるのだ。自然が作り出す小さな造形美。その美しさから目をそらす事ができなくなりそうだ。

 一輪のバラは、キャンバスに描かれたバラのようにも見えた。青い水の中を浮遊するバラは、妖艶だ。バラだけで一つの造形美になっている。

 ロウソクの光は人のこころを癒してくれる。静かにロウソクを眺め、物思いに耽る。そんな時間は実は贅沢なのだ。だからそんな時間を持つ事ができたら、決して無駄にしてはならない。奥にきらきらと光る街のあかりがより一層、こころを和ませてくれる。

 都会の無機質な壁も、時として、こんな姿を見せてくれる。パターン化された中に見いだされる美しさ。
(みなとみらい駅にて)

Gallery Page No