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 海風が心地よい、横浜の大桟橋の写真をご紹介。トワイライトに包まれるベイサイド、青い光に満たされていく時間。刻々と変化する様は見ていて飽きない。

 青い世界。厚く立ちこめる雨雲からは、今にも雨が降り出しそうだ。まるで大きなクジラの背中に乗っているかのような。ここは横浜 大桟橋。倉庫の場所は木でできたレトロな雰囲気を見せるウッドデッキ。その名もクジラの背中だ。

日が暮れて行く。紺色のダークな色に染まって行く。近代的な横浜にあって、木の作りのなかなか雰囲気のいい場所だ。「くじらの背中」から眺める夜景はどことなくファンタスティクだ。

 ベイブリッジが遠くに見える。大桟橋は海に突き出ているため、ここは横浜の夜景を楽しむには最高の場所だ。それぞれ思い思いにのんびりと過ごし、潮風に吹かれるのもまた格別だ。あたりは青一色に包まれ、遠くの灯りがまるでロウソクのようにきらきらときらめいている。

 すっかりと陽が落ちると夜の海は漆黒の波に飲まれて行く。真っ黒な海を照らすのは横浜のきらびやかなライトアップの灯りだ。水面に反射して、この上なく綺麗でゆらゆらとゆれている。

 外国からの豪華客船も寄港する大桟橋。横浜 大桟橋は1894年に完成した鉄桟橋が前進だ。明治から1970年頃まではメリケン波止場とよばれていた。今は観光船のロイヤルウイングなどがきらびやかなライトアップとともに発着し、カップル達の思い出を紡ぎ出している。

 こうして大桟橋はデートスポットでもあり、私のようにカメラを片手に撮影をする撮影スポットにもなっている。迫力のある厚い雲が立ちこめ、あたりに何もない海の上の草原のように広い空間が広がっている。カメラを構える姿も絵の中のアクセントになっている。

20年以上前はなかったであろう光景だ。みなとみらいは新しい街だ。横浜ランドマークタワーは1993年に開業。70階建ての高さ296.33m。超高層ビルとしては日本で2番目に高いビルだ。横浜のシンボルとしてもうすぐ20年以上がたとうとしている。その手前を遊覧船がきらびやかに通り過ぎて行く。この美しい夜景全体が横浜のシンボルなのかもしれない。

ライトアップされた豪華客船は本当に美しい。船と遠くに見える横浜みなとみらいの夜景はよく似合う。港街横浜は1859年開港。以来150年以上が経とうとしている。あと50年後、どんな街になっているだろうか。

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