露出ってなあに 第3回目は、 露出ってなあに? です。
カメラにはレンズというものがついています。 レンズに対して光をどの程度取り込むか、 言葉を変えれば『露出させるか』、それが露出です。
 露出をさせればさせるほど、明るくなります。露出を少なくすれば、暗くなります。
 まずは露出についてはこのイメージを頭に入れておきましょう。

 余談ですが、レンズの先には何があるでしょうか。デジタルカメラであれば、レンズの先には光を感じて取り込むデジタルなセンサーがついています。みなさんがシャッターを押すとそのセンサーが光を感じて、SDカードなどのメモリーカードにデジタルの画像として記録されるのです。

 さて極端な例ですが、左の写真を見てみましょう。この写真は一見すると昼間のように見えます。でも実は花火があがっています。つまり夜なのです。でも露出をコントロールして光を沢山取り込むことによって、このように夜でも昼間のような明るさにする事もできるのです。

露出、、F値、、ああ難しい、、

 露出とは簡単にいいますと、F値という数値で表され、 F1.0、F1.2、F1.8、F2.0、F2.8、F3.5、F4、F4.5、F5、F5.6・・・・・F11、F22などなど。 となっています。
 一体この数値は何を表しているのでしょうか。ずばり!光を取り込む量を示しています。ただし数値が小さいほど、光をいっぱい取り込む、 数値が大きいほど、光をちょっとだけ取り込む という一般的な数字の考え方とは逆の形になります。 ではレンズでは、この露出(Fの値)の値により、どのように光の取り込み方が違ってくるのでしょうか。 また、どういう仕組みで光をと取り込んでいるのでしょうか。


レンズの中には、光を取り込む窓

 上の図のように、光を取り込む窓の大きさを変えられるような仕組みで取り込んでいます!!
    ◆ 数値が小さいほど、光をいっぱい取り込む、左図ですね。
    ◆ 数値が大きいほど、光をちょっとだけ取り込む、右図ですね。

となっています。露出の値をかえると、このように、光を取り込む窓の大きさが変わるって仕組みです。
これが露出です。

ねっ、光を取り込む量が明らかに違いそうでしょ!!! どうしても難しいなあと感じるポイントとして、露出の数値が小さいのに、光の取り込む窓の大きさが大きいところが、感覚的に逆だからでしょう。なぜ逆なのか、、きちんとした理由はあるのですが、そこは深く考えずとも写真は楽しめますので、単純に覚えてしまいましょう。いいですね、繰り返します。
    ◆ 数値が小さいほど、光をいっぱい取り込む
    ◆ 数値が大きいほど、光をちょっとだけ取り込む


露出 もう1つの秘密! さて、露出を変える事はもう1つ、とっても重要な見た目の変化をもたらします。その秘密とは!

左の画像をみてください。これが見た目にも分かる変化です!わかりますか。。

露出の値 f22とf2.8の違いはなんでしょうか。これは第6回目「絞りってなあに?」でお勉強していきましょう。

第4回目は、、
「シャッタスピードってなあに」詳細はこちら >>

この露出の話、実はシャッタスピードのお話と合わせて理解して行く事がとっても重要なんです。みなさんのカメラには最初にご説明した「A」とか「S」とかいろいろな撮影モードが付いています。これが実は「露出とシャッタスピードの関係を理解する妨げになっているのです。」まずはカメラで「A」とか「S」とかの撮影モードを使う前に、「露出」が何なのかを頭で理解し、続いて「シャッタスピード」について頭で理解し、最後に「適正露出」「露出補正」を理解する順番が一番よいでしょう。