
さて、今回のテーマは「絞りってなあに?」です。
ずばり!絞りとは「レンズに取り込む光りの量を調節する(絞る ←→開ける)こと」です。
絞る事によってでは、何が変わるのか?
ずばり!「ピントの合う範囲が変わる」 これが一番分かりやすい見た目の変化です。
論より証拠! まずは下の写真を見て頂こう!

この写真のピントは手前の趣のある鈴に合っています。
f2.8 では本当にそのピントの位置から少しのところまでにしかピントがあっていません。
ですが、絞りの数値が、f2.8から、f4、f5.6、f8、f11、f16と変化して行くにつれて、
ピントの合う範囲が段々と奥にまで広がっていっているのがわかりますでしょうか。

2枚並べて見てみると一目瞭然ですね。奥の背景までばっちりとピントがあっています。
つまり、
●絞りの数値が小さくなればなるほど → ピントの合う範囲が狭くなる。
●絞りの数値が大きくなればなるほど → ピントの合う範囲が広くなる。
覚えることはこれだけです。
fってなあに?とか、なんで f2,f3,f4,f5 とかじゃないの?
とか、細かなところは気にしない気にしない。
とにかく、「絞りによってピントの合う範囲が変わる。」まずはこれだけ覚えてください。
ね、「絞り」って何か、わかりましたでしょうか。簡単でしょ!

同じ絞りなのに・・・ さて、絞りの基本がわかったところで、次は「絞り」と「近景/遠景」の密接な関係について書いていきましょう。
先ほどのf2.8からf16までの比較画像では、f11という絞りは、かなり奥までピントがあっていたかと思います。
ではこちらの左の画像はピントの合い具合はいかがでしょうか。
先ほどに比べてなんだか奥はぼやけてピントが合っていないように感じませんか?
そうなんです、気のせいではありません。同じf11だからすべて、ピントの合う範囲が同じというわけではないのです。
嘘つきじゃーん! と思われた方、、
ここで厳密に。絞りによって、ピントの合う範囲が狭くなったり、広くなったりする事は確かなのです。ただその範囲の広がり方の度合いが「近景」「遠景」で違ってくるのです。

もうお分かりですね。つまり
◉ 近景では、絞りによるピントの合う範囲の広がり方が小さい。(左上画像)
(絞ってもピントの合う範囲は狭いまま)
◉ 遠景では、絞りによるピントの合う範囲の広がり方が大きい。(右上画像)
(絞れば絞るほどピントの合う範囲が遠くまで広がっていく。)
だから、絞りの基本を説明した後、だいたいこういう質問がきます。
「小物を接写してみているんですが、
絞りを大きくしたのに、ピントが奥まで合わないです。」
「風景を撮っているんですが、
絞りを小さくしたのに、遠くがぼけてくれないんです。」
すべていま説明してきた「絞り」と「近景/遠景」の関係を理解すれば解決するのです。
ちなみに近景/遠景の他に、カメラのレンズの種類で「広角レンズ/望遠レンズ」の違いによっても、
絞りによるピントの合う範囲も違ってきます。
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