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No.2

 とくに夕暮れや、サンセットは人のDNAをくすぐるようです。見たくなります。取りたくなりますよね〜。ひかりがあってこそ、写真はより美しく輝きます。1つ1つのもの、風景、ひとたちを照らし出すひかりの芸術を写真で捉える事ができたらと思っています。

 空が産声を上げようとしている。ひんやりとした空気の中、金色のひかりが温かく感じられる。グレーがかった厚い雲が、立体感を持ってたれ込めている。そのコントラストが美しく空に映えている。毎朝このドラマチックなパフォーマンスが人知れず繰り替えされていることを皆知っているだろうか。

 静かな夕暮れを迎えていた。冬の木々は繊細だ。細く細やかな枝が、一枚の絵画のように、不規則性が生み出す芸術になっている。枝のシルエットがこんなにも美しいのです。自然が生み出す造形美は一流のアーティストをも凌駕する。

 水面に映し出される夕日の美しさは誰もが知っているだろう。波の音と、水面に反射する強烈なオレンジ色のひかり、癒しのパワー全開である。湿った波打ち際の砂が黄金色にキラキラとした宝石のようだ。ずっとしずかに眺めていたい。

 家路を急ぐカモメ。もうすぐ漆黒の夜が訪れる。地平線の向こうに太陽は消えてしまった。うっすらとくすんだオレンジ色の空がその名残た。明日に備えて、カモメたちも巣に戻って、家族団らんの夜を迎えるだろう。

 透き通る空気とはこのことだろうか。あたたかな透明感があたりを包んでいます。日常のちいさなちいさな幸せがここにあります。ありがとう太陽。また明日お会いしましょう。

 実はディズニーランドから望む夕日でした。舞浜の地から東京湾を挟んで、都心に落ちていく夕日は、ちょっぴり異国な情緒が漂います。ビルの影がまるで蜃気楼のようにも見えますね。よーく見て下さい。こんな空を悠然と飛行機が羽田から飛び立っていきました。

 カナダ・バンクーバーのダウンタウンの落日です。たくさんの鳥たちが、仕事を終えたのか、はたまた違う国へ飛び立っていくのか、集団で飛び立っていきます。なんだか、とっても哀愁溢れる旅立ちを象徴する瞬間です。

 本当に見事にオレンジ色に染まっていきました。それも空の上の方はまだ青とオレンジがまざったような複雑な様相。この季節の夕日が一番好きです。

 山の稜線に消え行く夕日、空は信じられないほど真っ赤に染まり、雲さえ、恐ろしいほどの様相を呈しています。雲はどす黒く厚くたれ込め、なんだかちょっと緊迫感のある空です。

 見事にまん丸く上がってきた朝日に思わずレンズを向けました。ドラマチックな瞬間に、まるで西部劇にでてくる太陽みたいだ。それにしても朝日の力強い事。生命が待ち望んだ朝が訪れました。それは人間も同じ、朝を迎えると安堵感と幸福感に満ちていく感覚は誰しもが持っているはず。

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