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No.7

この写真ページはブルターニュ地方、Mid-Preyneeseのフォトを紹介していきます。偶然であった人々と のふれあいやコミュニケーションを通して、旅の醍醐味を味わって行きただ来ます。

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そらが重厚だ。そう感じるのは間違いだろうか?穏やかな波のおとが、トワイライトの空にかすかに響き渡る。夕暮れを迎える瞬間は、確実に人を魅了する。美しいと感じる。 ブルーグレーの絵の具を溶かしたような空からかいまみる夕日は空の向こう、海の向こうに隠れようとしていた。

しーんと静まり返った教会の中。ステンドグラスの明かりだけが、あたたかな光を放っている。色が複雑に絡み合い、あまりの美しさに息をのむ。みなが子のステンドグラスで足を止めていた。  人の感性と、本能をくすぐるようなこの柔らかな光は陽が落ちるまで続いていた。(フランス ロシュフォール・アン・テールの教会にて)

 石の十字架が遠くの海を静かに見守っていた。曇ってはいるが、穏やかな海、干潟を夫婦が散歩していた。遠くにはヨットが静かにゆっくりと風にのっていた。 モノトーンに近い風景とフランスの海なんとも贅沢な時間。何もせず、ただただ遠くのヨットと夫婦を見つめて過ごす時間。何も考えないこんな時間が必要だ。

 完全に寝ていた。どんなに近づいても起きる気配はない。 ほんとに愛嬌のあるやつだ! 細い目とちょっと肥満気味の体がなんともほほえましい。群青色の窓の中、どうやら猫は読書中に寝てしまったらしい。開かれた本の上にどっしりと乗っかっていた。

シンメトリーの芸術。そして少しペールピンクがかったブルーの 絵の具を溶かしたような空の下、いま私はフランス シャルル・ドゥ・ゴール空港にいる。これからパリ市街地を抜け、一路国内空港オルリー空港へと向かう。それにしても気持ちのよいぐらいまっすぐ伸びる線に思わずシャッターを切った。

空に龍が舞う。ゆっくりとゆっくりと大きな体をくねらせて進んでいく。その体に虹をまといながら。この空になんだか威厳と神聖な空気を感じた。 明らかに私を出迎えてくれたような空。帰るころにはすっかりなくなっていた。 フランスではなんだかやさしい不思議な空や雲にたくさん出会った。 (フランスの最も美しい村100選に選ばれたロシュフォール・アン・テールにて)

 言わずとしれた世界遺産。逆さ富士ならぬ、逆さMont-Saint-Michel。ブルーモーメントと呼ばれる陽が落ちてから暗くなるまでのほんの一瞬 訪れる青の世界。そして厚く垂れ込めた雲が、数奇な運命をたどってきたこの世界遺産を包み込んでいた。ライトアップされた修道院は、どこか怪しくどこか不思議で、どこか神聖なものを感じさせた。 そりゃそうだ、ここは大天使ミカエルが降臨したといわれる伝説の場所だからだ。

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