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No.3

 富士山本宮浅間大社は、静岡県富士宮市にある神社。全国に約1,300社ある浅間神社の総本社。冨士山のパワーをそのまま表現したような清々しいパワースポットだ。

神々が宿る神殿。紅色に包まれ、特別で神聖な空気に包まれる。緋袴の赤は魔を祓い、神々の聖域を守る。常にはらい清められた空間は、不浄なものを一切寄せ付けないパワーを持つ。神に仕える人々の日々のたゆまぬ努力の賜物だ.

 神社の境内の中に古木があった。苔むし、もう何十年、いやもしかしたら何百年も前から、神社を見守り続けて来た神木かもしれない。苔は夕陽に淡く映えていた。

 まっすぐ伸びる飛行機雲。神社の境内を散策し、空を見上げると、遠くの空に見えた。季節は春の入口。木々はすこしづつ春を迎える準備をしはじめていた。境内の中はこころなしか張りつめた清らかな空気に包まれ、心も引き締まる思いだ。

至る所緋色に染まる境内にあって、鶏さえも緋色の毛皮をまとっている。ひょこひょこと歩き回る姿はどこか愛嬌を感じる。きっと神社の朝を告げる役目を終え、ひなたぼっこ中なのであろう。また明日の朝、夜が明けることをわたしたちに教えてくれる。

 神社は意外にカラフルな色に包まれている。緋色の赤、境内の柵は、この色は何色と表現したらよいのだろうか、、暗苔緑。。だろうか。そして境内に咲く寒桜のピンク。日本の伝統色に包まれる境内は、日本の美を、四季の移り変わりを見事に実直に表している。

 近所の小学生の作品だろうか。境内のメインストリートの両側に置かれた行灯。とってもかわいらしい。地元の人たちに親しまれて来た神社なのだろう。夕暮れ時、ともされるささやかな灯りがとても楽しみだ。

目が覚めるような緋色。しめ縄に吊るされた紙垂が風に揺れていた。紙垂は、雷光、稲妻をイメージし、邪悪なものを追い払うという。子供が興味津々でカメラを構えていた。子供の頃から節目となるイベントがあるたびに親しんできた神社という存在。人が生まれ死するときまで神社は私たちにとても身近な存在であり続ける。

 強烈な赤と黒のコントラストは、異様なまでにここが聖域である事を示している。赤と黒、陰陽にも通じる色合いがTHE SHRINEなのである。どこか畏敬の念を感じざるを得ないのが神社だ。

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