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No.7

この写真ページはブルターニュ地方、Mid-Preyneeseのフォトを紹介していきます。偶然であった人々と のふれあいやコミュニケーションを通して、旅の醍醐味を味わって行きただ来ます。

今日は空気が澄み渡っていました。冨士山を取り巻く空の山際も、雲一つない澄んだ空気で、淡いオレンジ色のグラデーションに染まっていました。しだれ桜のシルエットがまた印象的で日本画的でもありました。

ポンポンと膨らんだ桜の花びらは、ボリュームがあって鮮やかな桜色になっていました。夕暮れ時、その色に混じって夕陽のオレンジに染まる桜。色が融合しとても、甘美な色合いになっていました。八重桜はとても美しい桜だ。

 咲き誇る八重の桜の隙間から、お月さんが顔を出していました。夕暮れ近くになり、地上の風景はグレー一色に染められて行く中、かろうじてピンクグレーとなった八重桜の中から見るお月さんはなんとも、優美で、現象的な光景でした。

 シンプルなフォルム。富士山はそのシンプルで均整の撮れたいでたちだからこそ、多くの人に愛され、古くからその姿が愛でられてきました。オレンジ色に染まる空に浮かび上がる巨大な山。それだけで富士山の圧倒的な迫力がにじみ出る一枚となりました。

 夜桜の妖艶さといったら、格別なものがあります。ことらさ満月の夜であればなおのこと。ライトアップされた夜桜と月がまるで珠玉の日本画のようにも見えます。

桜のトンネル。昼の爽やかな桜の風景とはまた違う、顔を見せてくれています。苔むした桜の幹とほんのりピンク色の花びらがよりいっそうライトアップによって日本的な神秘さが引き出され、豊かな情緒を醸し出しています。

 飛行機雲が遠くへ遠くへ消えていきます。力強く空に描かれた一本の筋、オレンジ色のグラデーションに染まる地平線、たわいのない光景なのに、思わず目を奪われてしまいます。

 ライトアップされた桜といえば、夜桜見物、そして宴会。桜の木の下に皆が集まり酒盛りをしていました。ふと空を見上げると、漆黒の空の中、ぽっかりと月が浮かんでいる姿。こうして何千年と変わらぬ人々と桜の営み、そしてそれをやさしく照らす月の光。日本人のDNAに刻まれた懐かしい記憶が呼び覚まされます。

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